変数を使用するプログラム1
プログラミングの用語には、変数と言うものがあります。
次のコードを実行してみましょう。
1 #include <stdio.h>
2
3 int main() {
4 int i;
5
6 i = 3;
7 printf("number is %d\n", i);
8
9 i = 100;
10 printf("number is %d\n", i);
11
12 return 0;
13 }
実行すると以下のような出力になるかと思います。
number is 3
number is 100
変数とは
4行目の "i" が変数です。
変数の特徴は以下になります。
- 型がある
- 宣言することで使えるようになる
- 使いまわすことができる
変数はある種の入れ物で、型にあったものを入れることができます。
変数の宣言
変数を使用できるようにする宣言方法は以下になります。
型 変数;
上記コードの場合だと以下に当てはまります。
int i;
また、同じ型であれば、以下のように一行で複数宣言することができます。
int a, b;
以下は、型と入れられるものの対応表になります。
型 | 入れられるもの |
---|---|
int | 整数 |
float | 単精度浮動小数点数 |
double | 倍精度浮動小数点数 |
char | 文字 |
char* | 文字列 |
この中でも、文字列は少し特殊になるので、文字列については後ほど説明します。
変数へ値の代入
6行目では、i に 3 を入れ、
9行目では、i に 100 を入れています。
変数はこのように、格納されている値を交換することができます。
また、値を入れることを代入といい。
"="(イコール)記号で、左辺の変数に右辺の値を代入します。
変数は、以下のように宣言と値の代入を一行で行うこともできます。
int i = 100;
変数を使用するプログラム2
以下のコードを実行します。
int main() {
int i = 100;
char c = 'c';
char *s = "string"; // s に "string" を代入
printf("%d %c %s\n", i, c, s);
return 0;
}
実行すると以下のようになります。
100 c string
また、文字列は、以下のように変数に値を格納することができません。
char *s;
s = "abcd";
文字列型の変数に文字列を入れるには、以下のようにstrcpy関数を使用する必要があります。
#include <stdio.h>
#include <string.h>
int main() {
char *s;
strcpy(s, "ABCD"); // s に "ABCD" を代入
printf("%s\n", s);
return 0;
}
strcpyは、文字列を操作する関数であり、文字列を操作する関数を使用するには、2行目のように string.h をインクルードする必要があります。
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